ボートレース鳴門の特徴
今回はボートレース鳴門の紹介になります。ボートレース鳴門は徳島県鳴門市にあるボートレース場です。
その名の通り鳴門のうず潮で有名な鳴門海峡の近く、小鳴門海峡に位置しています。
海を利用したボートレース場という事で干満差があり、時間帯によって水位が変わりますが大渦のイメージとは違い、防波堤がある事から流れは少ないとの事です。
ボートレース鳴門は全国でも屈指のインの弱い水面としても有名で、2019年のデータによると1コースからの勝率は48.7%とかなり低い数値となっています。
1マークの狭さ故のインコース受難
ボートレース鳴門は全国でもトップクラスにインが弱い水面ですが、その大きな要因となっているのが第一ターンマークの狭さにあります。
ボートレース鳴門の施設自体もかなり小さいのですが、第一ターンマークの狭さもかなりのものでホーム側が45m、バック側が80mしかなく、全国的に見てもかなり狭いと言えます。
これだけ狭いとインの選手がターン時に少しでも膨らんでしまうと、アウトコースからのまくりが決まりやすくなってしまいます。
さらに、海峡にあるのにも関わらず防波堤のおかげ大波やうねりが無い事もまくりやまくり差しが決まりやすくなる要因となるため、結果インからの勝率が低くなってしまっています。
反面アウトコースからの勝率が高い
インコースの弱さについては上記の通りですが、まくりやまくり差しが決まりやすいという事はアウトコースにチャンスが多いという事になります。
一般的なイメージでは荒れていると思われる鳴門海峡にあるボートレース場ながら、防波堤のお陰で大きな波や無い事からセンターコースからの全速戦が効きやすくなっています。
また、ボートレース鳴門の水面を語る上で外せないのが「鳴門の花道」の存在です。鳴門のバックストレッチの内側にはなぜかかなり伸びる位置があり、6コースから最内を差した選手がこの位置を利用して一気に伸びるという展開が度々見られます。
このバックストレッチ側のかなり伸びる位置が通称「鳴門の花道」となります。この存在によりアウトコースからの勝率が高くなっているとも言えるでしょう。
ボートレース鳴門まとめ
ボートレース鳴門についてまとめると、鳴門海峡に位置するが防波堤のお陰で大きな波やうねりは少ないものの、当然ながら潮の満ち引きや風の影響は大い受ける競艇場だという事になります。
さらに全国でも有数の1マークの狭さも相まって、インコースからの勝率が低い傾向にあると言えます。実際、2019年の1年間のデータでも鳴門での1コースからの勝率は全国でもワースト4位とかなり低くなっています。
反面アウトコースからは「鳴門の花道」の存在もあって勝率が高めとなっています。特に3コースからの勝率は2019年データでは全国でトップとなっています。
以上の事から、鳴門ではインコースを過信しすぎずメンバーの組み合わせによってはアウトコースからの舟券購入を視野に入れる必要がありそうです。
ボートレース鳴門は徳島支部で、その徳島支部のエース格選手は田村隆信選手や山田祐也選手などとなります。どちらの選手もインの弱い鳴門をホームとしているだけに、インに拘らずどこかでも勝負が出来る選手です。
地元戦では有利に立ち回れる事はもちろんながら、他場でもその特性を活かしてアウトコースからの勝利も視野に入れておくべきかもしれません。